薩摩切子の美の輝き!高価買取したお品をご紹介いたします!

薩摩切子(さつまきりこ)は、江戸時代末期に薩摩藩(現在の鹿児島県)で発展した伝統的なガラス工芸品で薩摩ガラス・薩摩ビードロとも呼ばれています。その華やかな色彩と繊細なデザインは日本国内外で高く評価されています。

透明なガラスに色ガラスを重ね、カットや彫刻を施して美しい模様を作り出す技法が特徴ですが、残念なことに明治時代の動乱期には一時途絶えてしまいました。当時のものは200点ほどしか残っていないと言われ、高いものはなんと300万を超えるものも。

昭和後期から平成にかけて復興が進み、現在では貴重な伝統工芸品として保存・継承されています。薩摩切子は職人技によって生み出される独特の美しさで、多くの人々に愛されています。

有名な工房に『薩摩びーどろ工芸』『薩摩ガラス工芸』などがあります。

お買取した商品のご紹介

今回、終活にあたり蒐集されていた薩摩切子をお譲りいただきました。他に大切にされる方に使っていただきたいということでそのお手伝いができたことを光栄に思います。

今回はその一部をご紹介いたします。

色被せガラス 水割タンブラー

島津磯斉彬竃
薩摩ガラス工芸作

ホブネイルに魚子文(ななこもん)が彫られたタンブラーです。ご使用品でしたが状態もよく大切になさっていたのがよくわかりました。

色被せガラス 切子 中皿

尚古集成館監修
薩摩ガラス工芸作

魚子文、蜘蛛の巣文をあしらっていますが、格子が二重になっていたり花縁で仕上下たりと手の込んだ一品です。

なんと未使用での買い取りとなりましたので頑張って査定させていただきました。

色被せガラス 蓋物

島津磯斉彬竃
薩摩ガラス工芸作

段差付剣菊文(だんさつきけんぎくもん)と菊花紋が大胆にあしらわれた島津紫の蓋物です。

重ねた際の美しさを損なわないようにあしらわれた模様が調和した輝きを放っています。

切子手毬箱『亀慶』

島津薩摩切子
中根櫻龜作

菊花紋があしらわれた蓋物です。亀の甲羅を模した丸い蓋が可愛らしい一品です。

慶の字があしらわれているように御祝や縁起物にぴったりですね。

切子酒盃揃 『四季』

島津薩摩切子
中根櫻龜作

薩摩切子の復興に尽力した中根櫻龜の世界に一点しかない特注品です。

四季に合わせた模様が大変美しく、これでいただくお酒は格別でしょうね!

薩摩切子の高価買取の4つのポイント

海外でも密かに人気の高まっている薩摩切子。今回貴重な商品を沢山お買取いたしましたが、高額査定につながる4つのポイントをご紹介いたします。

  • 制作・販売した窯元の銘柄
  • 被せガラスの色・文様・形の違い
  • 付属品の有無
  • 商品の状態

作成した窯元の名前

主な薩摩切子の主な販売元は『薩摩ガラス工芸』と『薩摩ビードロ館』があります。その中でもとくに薩摩ガラス工芸の作品が高額で取引されています。

とくに桐箱や保証書に『島津磯斉彬竈』や『尚古集成館監修』と明記されたものは高価買取させていただきます。尚古集成館監修のものは島津家28代、藩主島津斉彬の時代に製造された薩摩切子を復元したものに使われ特に人気です。

また、中根櫻龜や頌峰といった作家の銘入りのものはとくに高価買取させていただきます。

被せガラスの色・文様・形の違い

発色に必要な原材料である鉱物の違い、製造にかかる手間ひまの違いにより値段に差が出てきます。特に原材料に純金を用いる『島津紫』『赤金』や銅を用いる『紅』は値段が上がる傾向です。

また、文様や形によっても買取金額は変動します。シンプルな文様のみのタンブラーや器などは量産されているためあまり買取金額がつけられませんが、複数の文様が絡み合った作品や蓋物、小箱、花器といった複雑な形のものはかなりの高額になります。

桐箱や保証書といった付属品の有無

基本的に薩摩切子は高価なもので破損等防止の為、桐箱に入り和紙や綿等で十分に梱包されています。

また、保証書や製品の説明書、オリジナルのクロスなどがあり、コチラがすべて揃っている方が査定も高額になります。

商品の状態

中古品よりも未使用品であるほうが買取金額も高くなります。

もちろん人気の商品は使用品でもほとんど新品と値段が変わらないものもありますでの気になる商品がございましたらご相談ください。

LINEでカンタン写真査定

薩摩切子買取まとめ

今回ご紹介した高い職人技にって生み出された美しい薩摩切子たちは、それぞれが独自の歴史を持っています。これらの品々を買取し、新たな持ち主にお届けできることは私たちにとって大変な喜びです。

薩摩切子の高価買取のポイントとして、制作元や色・文様、付属品の有無、商品の状態が重要であることをお伝えしました。特に、島津磯斉彬竈や尚古集成館監修の作品、中根櫻龜や頌峰といった著名な職人の作品は、高額査定が期待できる要因となります。

薩摩切子の魅力は、その美しさとともに、日本の伝統工芸の技術と歴史が詰まっている点にあります。これからも、買取を通じて多くの方に薩摩切子の素晴らしさを伝えていきたいと考えております。

また、今回は薩摩切子のご紹介となりましたが、『江戸切子』や『肥後ビードロ』、『琉球ガラス』といった日本の伝統工芸品や、『バカラ』『ボヘミアグラス』『スワロフスキー』といった海外のガラス製品も高価買取中です。

もし、ご自宅にガラス製品をお持ちで査定をご希望の方は、ぜひ当店にご相談ください。皆様の大切な品を心を込めて査定し、新しい価値を見出すお手伝いをさせていただけますと幸いです。